ロードバイクは補給食が重要です

ロードバイクで走る際に補給食が必要な理由

ロードバイクでサイクリングをする時には、必ず補給食を持参してこまめに摂取することが大事です。
そうしないと途中でエネルギー不足に陥ってしまい、体調不良になったり強い疲労によってサイクリングを続けられなくなることがあります。
また、その時は大丈夫だとしても、その後一気に体調が落ちることもあります。

というのも、ロードバイク走行というのはかなりカロリーを消費する運動だからです。
体重や気候条件などによっても変わってきますが、一般的な男性が時速25kmくらいのスピードで1時間走行した場合、600kCalくらいのカロリーを消費するとされています。
ツーリングをして一日100km走破するとしたら、2400kcalくらいは消費することになります。

普通の成人男性の場合、一日当たりの基礎代謝、つまり運動をしないで過ごす場合の消費カロリーは1,500kcalくらいですので、いかにロードバイク走行がカロリー消費するかが分かるでしょう。
当然普段通り食事をした上で走行したら相当なカロリー不足になってしまいますし、いつもよりも食事量を増やしたくらいでも必要カロリー量が足りないのです。
そのため、カロリー補給を効率よく行える補給色が必要となってくるのです。

しかも、走行前にまとめて摂取するというよりも、頻繁に補給食を摂ってカロリーをしっかりと補給することが大事なのです。
サイクリングに集中していると、とりあえず次の目標地点まで頑張って行こうと考えて、休憩を入れるのを嫌がる方も多くいます。
しかし、お腹が空いてきた感覚があったり、ずっと補給をしていないのであれば意識して補給タイムを入れるべきです。
自転車に乗った状態で取ることもできますし、ちょっと停車して休みながら補給食を食べることもできるでしょう。

理想的な補給食とは?

サイクリング用の補給食として理想的なのは、まず消化しやすいものです。
運動しながら食べるものですので、重たい食べ物や消化しづらいものだと胃に負担がかかってしまいます。
その上で、糖質中心で吸収しやすいものが良いです。
消化が楽になってそのままエネルギーとして変換されやすいからです。

ただし、糖質が高いというだけでなく、急激に血糖値が上がる食品は避けた方が良いでしょう。
というのも、急に血糖値が上がると、今度はそれを押さえるためにインシュリンが一気に分泌され血糖値を下げ過ぎることがあるからです。
疲労感が出てきますし、脳の働きが鈍くなります。

そこで、低GI食品と呼ばれる血糖値の急上昇を起こしにくいものがおすすめです。
具体的には、バナナなどのフルーツ系が良いとされています。
市販されている補給食を持っていきたいのであれば、ゼリー系の補給食はこうした工夫がなされているので機能的です。