6気筒車として有名なホンダ CBX1000

CBX1000の特徴

ホンダが製造するCBXシリーズの中でも、ロングセラーで多くのファンを持つのがCBX1000です。
ホンダの6気筒バイクと言えば現在はゴールドウィングがよく知られていますが、CBX1000はゴールドウィングよりも前に6気筒エンジンを搭載した車種でもあります。

もともとCBX1000は、1964年にレース用に開発されたワークマシンに6気筒エンジンを搭載することで誕生しました。
現在では日本国内でも発売されているものの、開発されたばかりの頃には海外限定モデルで日本国内での販売は行われませんでした。
これは、大型バイクの販売に自主規制が求められていたための処置です。

しかし2007年に規制が解禁となったことで、日本国内でも販売が始まりました。
現在では、ホンダのバイクに乗るならCBX1000が憧れと言われるほど一世を風靡し続けている人気モデルです。

乗り心地や足つきはどう?

CBX1000は、レトロなデザインを守り続けているバイク車種です。
そのため快適な乗り心地を実現しているというよりは、デザイン重視のバイクを楽しむという位置づけとなっています。
近年の安定感のある乗り心地を求めてしまうと、フレームがよれやすいという点において若干のガッカリ感があるかもしれません。

足回りに関しては、280kg超という重量がありながらもアップハンドルで取り扱いしやすく、足回りもリラックスできるスペースがあります。
ロングツーリングという点においては、乗り心地の面で苦痛に感じなければ問題なく活躍してくれる車種と言えます。

CBX1000のスペック

CBX1000は、見た目の圧倒感や重厚感を裏切らないハイスペックなバイク車種です。
エンジンには空冷の6気筒を搭載し、100馬力を超えているためパワフルです。
高速道路をハイスピードで走行する際にも、エンジンの過剰作動による振動などはありません。
高速な走行をすることでCBX1000が持つハイパフォーマンスを実感できる点は、このバイクの大きな魅力です。

CBX1000の燃費は、高速道路を走行時で1リットル当たり18km程度です。
これは、大型バイクにとっては決して悪くはない燃費性能と言えます。
街中走行の場合でも燃費は16km~18km程度なので、燃費を気にしたいライダーにとっても大型バイクを選ぶならCBX1000がイチオシです。

CBX1000と言えば6気筒のエンジンがよく知られています。
しかし、このエンジンがホンダが開発にとても難航し技術の集大成であることはあまり知られていません。
大型エンジンの開発においては付随するフレームも必要となり、CBX1000は改良を重ねた結果、現在のようなダイヤモンドフレームとなりました。