雪で外に出られないときはローラー台でトレーニング

自転車用ローラー台とは?

室内で自転車を漕げるアイテムとして便利なのがローラー台です。
自分の自転車をローラー台に載せる、もしくは固定することでその場で漕げるようになっているものです。
自転車用ローラー台には主に2つの異なる種類があります。

まず、固定ローラー台と呼ばれるものです。
自転車をローラー台に固定できるようになっていて、車体が半分浮いた状態となります。
その場でペダルを漕ぐことでホイールが空転しますので、室内でも安全に漕げるわけです。
しっかりと自転車を固定しますので、多少左右に体がぶれても落車する心配がありません。

また、ローラーの重さを変えられますので、負荷をかければ筋力アップのトレーニングもできます。
製品にもよりますが、ローラーが片方で済むため、騒音がせず集合住宅でも使いやすいというメリットもあります。

もう一つのタイプは3本ローラーと呼ばれるものです。
2本のバーの間にローラーが3つ装着されているもので、タイヤをローラーの上に載せてそのまま漕ぎます。
自転車は固定されていませんので、自分でバランスを取る必要があります。
その分、体幹を鍛えてバランス感覚を養うことができます。

また、屋外で普通に走っているのに近い感覚になれるというのも特徴でしょう。
シンプルな構造であるため、折りたためてしまう時にあまり場所を取らないのも、自宅で使うのに適している点です。

この2つがよくあるローラー台ですが、ハイブリッドローラーなどの種類もあります。
フロントタイヤを外して完全に台に固定して、リア側だけをローラーに載せるタイプです。
自分に合ったローラー台を見つけて使ってみましょう。

ローラー台を使うメリットとは?

ローラー台を使うメリットとして大きいのは、やはり屋内で自転車に乗れることです。
天候が悪い時や、あまり時間がなくて外に出ることができない時などに気軽に室内で走行できます。

もう一つは、良いトレーニングになるということです。
ローラー台はたいていの場合、負荷を調整できるようになっています。
負荷を大きくすることで、屋外で普通に走行しているのではできないような筋トレができるのです。
トレーニングを主な目的とする製品もあり、こうしたものは細かく負荷の調整ができると共に、高負荷にすると相当きついトレーニングができるようになっています。

筋力アップの他に、フォームの修正にも役立つというメリットがあります。
ローラー台の上でぶれずに漕ぐのはかなりバランス感覚が必要で、体がぶれている状態だとうまく始動できないこともあります。
また、疲れてきて体の軸がずれてくると、やはり走れません。
ずっと安定してローラー台で走行できるようになることで、フォームがきれいになり無駄のない安定した走りができるようになるのです。