ツーリング中のUV対策

夏だけではない、UVケアは冬でも必要

夏と比べると、冬は日差しが弱くなるため、UVケアは必要ないと考えがちです。
しかし、日差しが弱い冬でも日焼けやシミの原因となる紫外線は降り注いでいます。
冬は日光を浴びても日焼けをしないためどうしてもUVがおろそかになりがちですが、冬でも少しずつ日焼けをする可能性はあります。
特にツーリングに出かける際には、気づいたら顔や首回りだけが日焼けしていた、なんてことにもなりかねません。
季節に関係なく、ツーリングに出かけるなら冬でもきちんとUV対策することをおすすめします。

ツーリングの最中には、路面に当たる太陽光が反射するという特徴があります。
そのため、ツーリングをしていない時と比べると受ける紫外線の量は約2倍程度になってしまいます。

フルフェイスのヘルメットをかぶっている場合でも、油断はできません。
紫外線は、ヘルメットのフェイスシールドを通過するからです。
もしもヘルメットがUV対応となっていれば、UVケアをうっかり忘れてしまってもそれほど大きな心配はないでしょう。
しかしそうでない場合、UV光線は窓ガラスやフェイスシールドなどのクリアな面を通過することを覚えておきましょう。

また、曇っている日でもUVケアはきちんとすることをおすすめします。
曇りの日には、降り注ぐ紫外線の量は晴天の日よりも少なくなります。
しかし、それでも晴天の日の60%程度は降り注ぎます。
日焼けやシミを防止したい人は、曇りの日でも雨の日でもきちんとケアするのが賢明です。

秋冬にはどんな日焼け対策をすれば良い?

秋冬には、夏ほど念入りな日焼け対策をする必要はありません。
日焼け止めを使った対策は必要ですが、SPFなら30程度でも秋冬のUVケアとしては安心できるでしょう。
夏と同じSPF50レベルの強い日焼け止めを使う、という人がいるかもしれません。

SPFは数字が高くなると紫外線をブロックできる性能も高くなりますが、同時に肌への負担が大きくなってしまいます。
夏は紫外線を徹底的にブロックするために、肌への刺激や負担を犠牲にしてもSPF50程度は必要かもしれません。
しかし冬は、お肌への負担も考慮してSPF30ぐらいを選ぶと良いでしょう。

どんな日焼け止めでも、効果は2~3時間程度しか持続しません。
そのため、ツーリングの際には休憩時間ごとに日焼け止めも塗り直したほうが良いでしょう。
もしも汗をかきやすい人なら、ウォータープルーフタイプの日焼け止めを使うという方法もアリです。

秋冬のツーリングにおける日焼け対策としては、ヘルメットのフェイスシールドをUVカット仕様のものにして、物理的に紫外線をカットするという方法もおすすめです。
長時間のツーリングならUVケアはするけれど、毎日の通勤や外出の時にもUVケアをするのが面倒という人なら物理的な紫外線カットという方法はおすすめです。