インカムを始めて使ってみました

インカムのメリットは「走行中に会話ができる」

ツーリングに持っていると便利なアイテムの一つに、インカムがあります。
バイクのツーリング中は直接の会話をすることが難しいため、会話をしながら走行したい人にとってインカムは必要不可欠なアイテムと言えるでしょう。
またグループで行くツーリングでは、インカムがあると複数人数での会話を楽しめる他、万が一の時にもお互いに連絡を取りやすくなるというメリットが期待できます。

インカムを使ってお互いのライダーが会話を取ると、どこで休憩しようとか給油のタイミングをつかみやすくなります。
バイクに搭載されている燃料タンクのサイズは、バイクのサイズによって異なります。
そのため給油が必要なタイミングも、バイクによって変わるのです。
そうした報連相の手段としても、インカムが大活躍してくれます。

インカムにはどんなデメリットがある?

インカムは、インカム同士でのコミュニケーションを可能にしてくれるアイテムです。
そのため1人だけがインカムを持っていても、他のライターが持っていないのでは使うことはできません。
ツーリングでインカムのメリットを最大限に楽しむためには、参加するライダーがすべてインカムを持っていることが必要なのです。

インカムを製造販売しているメーカーはたくさんあり、どのメーカーのどの機種とリンクできるかという点が異なります。
グループでのツーリングをする場合、もしも自身のインカムが他の人とリンクできなければ他人との会話を楽しむことはできません。

また、インカムは最大で何人まで同時通話できるかという上限が決まっています。
多くの場合には4台までというモデルが多いのですが、デイトナから販売されている最新機種DT-01では最大6人までのコミュニケーションが可能です。
ツーリングのグループ人数によっては、メンバー全員とコミュニケーションを取れないというデメリットもあるでしょう。

インカムを選ぶ際の注意点

インカムを選ぶ際には、いくつか注意点があります。
1つ目は、汎用性が高いものを選ぶという点です。
どんなに優秀で使い勝手が良いスペックでも、他のメーカーとリンクできないのでは実際のツーリングでは使い勝手が悪くなってしまいます。
特に、知らないライダーたちとツーリングを楽しむなら、できるだけ多くのメーカーとリンクできるインカムを選ぶのがおすすめです。

2つ目は、通話可能な距離をチェックするという点です。
メーカーや商品ごとに、通話可能な距離の長さは異なります。
少人数でのツーリングなら、それほど長距離での会話ができなくても不便に感じることはないかもしれません。
しかし大勢のツーリングになるとどうしてもグループ全体の距離は長くなるため、使用可能距離が短いものだと、遠くのメンバーとはコミュニケーションが取れないという事態が起こりかねません。
長距離通話をする可能性があるなら、対応距離が1km以上のものを選ぶと良いでしょう。