サービスエリアを楽しむ

長距離ツーリングの楽しみの1つに、サービスエリア巡りがあります。サービスエリアと聞くと、目的地へ向かう途中の休憩所として活用している人が多いと思いますが、私にとって「目的地がサービスエリアだった」と思えるぐらいサービスエリアを楽しんでいます。もはやサービスエリア巡りは趣味です。
今日は私の好きなおすすめのサービスエリアを「古き良き時代」をテーマに紹介します。

【埼玉県】羽生パーキングエリア

まず紹介したいのは、埼玉県の東北自動車道にある「羽生パーキングエリア」。江戸時代の街並みが再現されており「鬼平江戸処」と呼ばれています。江戸時代、羽生パーキングエリアそばの栗橋は“関所”があり、江戸に入る玄関でした。そのため、江戸時代へタイムスリップ!というテーマでパーキングエリアが作られました。もはやパーキングエリアというより、1つのテーマパークに来たみたいにワクワクできます。

中でもグルメで食べてほしいのは「お好みたい焼き」です。たい焼きの生地はふわふわで甘く、中身はお好み焼き。鯛のお腹から具がはみでていて、すごいボリュームですよ。ツーリングで空いたお腹を十分に満たしてくれるので、行くたびに絶対食べています。
もちろんあんこを挟んだノーマルのたい焼きも販売しているので、普通のたい焼きを食べたい方も安心してください。このサービスエリアに来ると江戸時代にタイムスリップしたような気分になり、充実した気分になります。

【長野県】姨捨(おすばて)サービスエリア(上り線)

次に紹介するのは長野道の麻績ICと更埴ICの間にある「姨捨サービスエリア」。
旅のドラマを感じられる、姨捨ドラマチックエリアをして展開しています。その中の「千曲市姨捨地域」では、月の名所として多くの文人墨客が訪れた文化的背景から平安時代の文化や歌、句が残されています。「文化宿るおもてなし」を体験できますよ。

姨捨信州グルメを楽しめる、カフェとフードコートも隣接しています。おすすめは、そば職人が手打ちした本格的な手打ちそばです。「手打ちそば田毎庵」は、国産のそば粉を使ったのど越しの良い本格そばを手軽に味わえます。

お腹を満たした後に見てほしいのは、展望台から望める「善光寺平の絶景」です。市内を流れる千曲川と有名な棚田が一望できます。夜景は月がそれぞれの田んぼに映るため「田毎の月」として有名です。選曲市の夜景は「全国の夜景100選」にも選ばれており、一見の価値ありです。

今回ピックアップしたのは2つのサービスエリア。どちらも古き良き文化を楽しめるサービスエリアでした。次回も何かをテーマにサービスエリアを紹介したいと思います。